Concours

ウィーン旅行の前は近所のパリ地方音楽院(CRR)で子供のコンクールを聴きに行きました。

このコンクールはある程度の音楽歴がないと予選に出られないコンクールで、ヨーロッパ中から様々な国籍の方が参加しています。私が聴いた10歳から13歳の部は難易度の高い選曲をしていて、聴き応えがありました。

出演者がどのくらいの年齢で、どんな選曲をするかプログラムも買いました。

 
 
 

XXIX Concours Flame 2018

丁度聴きに行った部は、凄くレベルが高くラッキーでした。子供なのに音色にも気を配り豊かで、テンポは安定していて、良く歌っています。

審査員がすぐ近くに居るのですが、フランスのコンクールで面白いのは、審査員が良い時とダメな時、すぐに反応するので分かりやすいです。

フランスに限った事で他の国は分かりませんが、叩いたような音を出すのを嫌います。キラキラした音もあまり好きでは無さそうです。そうすると、作曲家に対する理解が浅いと取られるのだと思います。

私自身も音色の選び方に関しては今までの癖もあり、まだ勉強する事が多々あります。グランプリを取った13歳のポーランド人の男の子が、ショパンを物凄くショパンらしく弾いていて、作曲家を良く理解しているなと参考になりました。

小さなピアニストと言いたいくらいの完成度の高さです。また来年も聴きに行きます。