Bonjour 4月になりました。今年の冬は長く厳しいものでしたね。 雪が何度も降り、ヨーロッパの大寒波でマイナス10度の時もありましたし、流石に風邪を引いてしまいました。
ですが、コンセルヴァトワールのAUDITIONを見に行ったり生徒さんがコンクールのファイナルへ進んだり。
あの雪が物凄く降った次の日も、パリの地下鉄は通常通り動いて居ましたので、アルゲリッチとミーシャマイスキーの室内楽も聴きに行けました。
最近一番凄かったコンサートはメゾソプラノ歌手のバルトリさんとカウンターテナーのジャルスキーが出ていたヘンデルのオペラALCINAです。
世界トップレベルの方の歌声が生演奏で聴けて、かなりの幸運でした。
来月辺りからはベートーヴェンを沢山聴く予定です。ベートーヴェンは生徒さんもソナチネなど初期の作品を弾いていますし、ヨーロッパの人もベートーヴェンが好きな人は多いと思います。 まだ自分も中期の一番凄かった34.5歳以降のソナタなどはきちんと弾いた事がないのです。 それ以降の後期の作品なぞは技術的にも難しく、何だか遠い存在で弦楽四重奏も最近聴いた程でした。
ベートーヴェンは20代で耳が聴こえなくなり始めたので絶望や苦悩もあり、性格も気分の波が激しく、でも情に熱い人だったに違いありません。 何しろ中期の音楽は特に感情に訴えて来るものがありますので、色々生演奏聴いてみたいと思います。