今年の目標

1月も半ばを過ぎましたが、今年も宜しくお願い致します。

今年はブレンデルのマスタークラス聴講から始まり、シフ、キーシン、バレンボイムのソロコンサートへ行きました。

どれも素晴らしく、勉強になりましたが、バレンボイムのソロリサイタルが最も衝撃でした。

バレンボイム ドビュッシー

何が素晴らしかったのかと言うと簡単に説明出来ません。言葉で語れる程単純な事ではなく、色々な感情が同時に混在する、正に音楽でした。

コンサートへ行くと、音が綺麗、柔らかい、フォルテが素敵だ。など何かいい要素を、見つけようとするクセがあるのですが、それは音だけであって音楽ではありません。

音は重要な要素の一つではありますが、音楽は楽しさや悲しみなどの感情、リズム、テクニックなど全てが同時に混在しています。全てに注意を払い、それが統合してるんだと言う事を感じました。 そして今回は、音楽が始まる最初の一音から最後の一音まで聴いている方も集中力が途切れる事が無く、息をする音も出せないくらいの緊張感でした。

それと同時に、なぜ音楽を聴いたり勉強しているのか。という事を後から考えたのですが、それは私にとって人間的成長の為、また人生を豊かにする為です。楽しみの為でもあります。

それは生徒さんにも言える事だと思います。

今年は、ピアノを弾いている時いかに雑念を払って音楽に集中するかという事が目標です。音楽を演奏する時、いかに日常を忘れるか。意思を持ってピアノを弾くか。すぐに上手く出来るとは思えませんが、このコンサートで感じた事を目標にします。

来るとは思えませんが、このコンサートで感じた事を目標にします。