19世紀の芸術家が集ったサロン

暖かく、太陽の光が射す日が増えましたね。 今日は日本からパリに遊びに来ている友人と、美術館へ行きました。

市立ロマン派美術館は、画家アリ・シェフェールのアトリエでした。 ここは19世紀、芸術家が集うサロンでもありました。

ジョルジュ・サンド、ヴィクトール・ユゴー、ショパン、リスト、ドラクロワ。。

館内にはジョルジュ・サンドのオブジェや絵画と共に、ショパンのピアノ曲「舟歌」が流れていました。 ショパンはこのようなサロンで少数人の友人や、ファンの前で演奏していました。繊細で詩情に溢れる空間がショパンの音楽とマッチしていて、思わず聴き入ってしまいます。

一方、リストは対照的で、サロンではなくコンサートホールで演奏をしていました。超絶技巧や交響詩など、頑丈で正確なテクニック、圧倒的な音量が求められます。

対照的な2人ですが、お互いにないものを持っているということで、いい刺激を受けていた友人同士だったそうです。

19世紀の雰囲気を味わう事が出来る可愛らしい美術館でした。 庭のカフェでは本を読んだり、おしゃべりを楽しんでいる人がいて、ゆったりとした時間が流れています。

自然に囲まれたこのカフェで、私達も大学時代のピアノの話で盛り上がり、とても贅沢な時間を過ごしました。