Chapelle Royal /シャペル ロワイヤル

もうすぐバカンスですね。バカンスの時期になると、普段出来ない事をやって見ようと色々とアイデアが浮かんで来ます。

そんな中、ずっと行ってみたかったヴェルサイユ宮殿のシャペルロワイヤル、王の教会に行って来ました。

 

(結果的に、夜遅くRERに乗るのが心配な場合はpont de seversまでのバス171番が出ていました。)

素晴らしく豪華な教会で年間プログラムもクープランのテネブレやラモー、バッハのロ短調ミサ曲やモテット、マニフィカト、フランスバロック時代に活躍した作曲家でなかなか聴く機会がない曲もプログラムに取り入れたりと、教会で聴くという事に特化していてお薦めです。

モーツァルトの曲は殆どが明るく、長調で作曲されているのに対し、レクイエムは死者の為のミサ曲だけあり珍しく暗い曲です。 モーツァルトはこの曲の途中、続唱のラクリモサ(Lacrimosa)を書いて亡くなってしまいました。その続きは弟子のジュスマイヤーが補作したそうです。

全体的には重々しい曲ですが、所々にモーツァルトらしい美しい、優しい旋律があり、後半はモーツァルトのレクイエムを完成させようと苦労が目に見えるようです。

オルガンも金で輝いています。ここでフランスバロックの作曲家がオルガンを演奏していたのですね。

兎に角magnifique!としか言いようのない素晴らしい教会でした。これを機に宗教音楽を沢山聴きたいです。パイプオルガンの演奏会も行きます!