今年のフランスは本当に色々な事がありました。今は正に二度目のロックダウン中です。
私は結局、この2年ブログを全く更新出来なかったのですが、出産とHPの移行でどんどん遅くなってしまいました。
2年前の今頃はソコロフやバレンボイムのピアノを聴きに行きました。その時はベートーヴェンの中期のソナタを聴きました。
産後は意識が朦朧とする中、2ヶ月くらいでダヴィッド・フレイのゴルドベルグ変奏曲を聴きに行きました。あの時は猛暑で、万が一の為にピアノの横にコップが3つ置かれてありました。演奏も凄かったのですが、何しろ2年前なので、細かい事は忘れてしまいました。弾き終えた時の1冊本を読んだかの様な充実感を覚えて居ます。
ゴルドベルグ変奏曲は1時間もする長い曲なのに、どうしてこんなに楽しませてくれるんだろう。
やはり、今までの経験は確実に自分の中に残って居るのですが、コンサートも続けて行かないと音色はどんな感じだったか、感性をいつも刺激しないと忘れてしまいます。
その後は、バスティーユにモーツァルトの魔笛を聴きに行ったり、ガルニエにドン・ジョバンニを聴きに行ったのですが、子供が小さかった為に前半のみ。
いつも聴きに行って居る、子供のコンクールの記念コンサートも行けて、産後も結構アクティブでした。
3月は勉強会をcite des artsで開催する予定だったのですが、直前にロックダウンとなってしまいました。簡単にこの2年を振り返ると、色々な事があり決して短くは無かったです。
12月は久し振りの演奏会でベートーヴェンの荘厳ミサ曲を聴く予定なのですが、果たして行けるのでしょうか。
早く世の中に明るい希望の光が見えると良いですね。少しでも音楽で心を癒され、ロックダウンを乗り切れたらと思います。